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「お国自慢」File-012
大分支部

大分支部長の田嶋清(70E)です。

大分支部からは、県南部の佐伯市山間部で秋の風物詩として開催されている「かかしまつり」をご紹介します。

昨年11月、佐伯市本庄の上津川地区の稲刈り後の田んぼや畑には、恒例の「かかし村」が出現し、様々な衣装を身にまとった約350体もの「かかし」達が、小さな集落ににぎわいを創出していました。

毎年展示テーマがあり、昨年は昔の農作業の様子を再現したものでした(過去には「祭り」、「結婚式」などのテーマで展示)。田おこしの時に牛に引かせる「もうが」(馬ぐわ)、「ごうぎんごうぎん」と呼ばれた脱穀機、唐箕(とうみ)、千歯こき、モミすりをする木臼、「さこんた」(足踏みの杵)など、各家庭に保管されていた昔の農具を使用して、大人が子供たちに使い方を教えている様子が表現されていました。また別の田んぼでは、豊作を祝う村祭りや神楽上演の様子なども再現されており、一見本物の人間と見間違うくらい精巧に作られた「かかし」達の見事な出来栄えに、思わずあっぱれ!!とつぶやいてしまいました。

是非皆様も、素朴な「かかし」達に会いに、そして古き良き日本の原風景を感じに大分にお越し下さい。

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