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「お国自慢」File-004
東京支部

「杉並区立角川庭園・幻戯山房~すぎなみ詩歌館」

 

杉並区は東京23区の西端に位置しています。

近年はアニメーション制作会社が多く集積し、アニメーションの街として発展していますが、古くから著名な文化人が多く暮らす街としても知られています。その遺族によって杉並区に寄贈された著名人たちの旧邸宅や屋敷跡地は、区立公園として整備され、区民の憩いの場となっています。その一つが今回ご紹介する「区立角川庭園」です。

「区立角川庭園」は、俳人で角川書店の創設者である角川源義氏の邸宅でした。建物は昭和30(1955)年竣工の木造二階建瓦葺近代数寄屋造で、平成21年に国の登録有形文化財に、平成28年に区の景観重要建造物に登録されました。幻戯山房~すぎなみ詩歌館として一般公開され、句会や茶会にも利用できます。

建物は庭に面した開放感のある造りで、奥には茶室が配置されています。庭園は源義氏の考え方を受け継ぐ、俳句に相応しい四季折々の植物が楽しめる野趣あふれる風情で、広い芝生とその周囲の石畳の小径、芭蕉の木やたわわに実をつける柚子の木などがとても印象的です。庭の奥には水琴窟があり、夏の暑さを忘れさせてくれる澄んだ音色に癒されます。

JR荻窪駅から徒歩15分ほどで、まさしく都会のオアシスのような場所です。お近くにお越しの際は、ぜひ、足を延ばしてみてください。

※杉並区HP、公園リーフレットから、一部引用させていただきました。

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